①スーパーひたちナイツ
昔のブログを加筆修正して載せます
「スーパーひたちナイツ」【2007年7月6日 記】
2002年頃のこと、牧歌的でグリーンジャイアントな茨城県のとある街に住んでいた頃、特急「スーパーひたち」で帰路につくべく、私は上野駅の17番線ホームに立っていた。
自分の切符は5号車。列車が入線し、車両に乗り込もうとしたところ、突然切符を手に持った外国人(シンガポール風アジア系30前後男)に話しかけられた(ここでは彼を仮にジャンと呼ぶ)。
何を言っているのか全く理解不能であったが、切符を私の目の前に見せ、さらにタバコの仕草をアピールしてきたので、
「俺の席はどこなんだ?そして喫煙車は?」
と言っていることは容易に理解出来た。
自分の切符は5号車。列車が入線し、車両に乗り込もうとしたところ、突然切符を手に持った外国人(シンガポール風アジア系30前後男)に話しかけられた(ここでは彼を仮にジャンと呼ぶ)。
何を言っているのか全く理解不能であったが、切符を私の目の前に見せ、さらにタバコの仕草をアピールしてきたので、
「俺の席はどこなんだ?そして喫煙車は?」
と言っていることは容易に理解出来た。
(当時は喫煙車がまだあった時代)
ジャンの切符には「自由席」と表記されている。
(フフフ。貴様は「自由席」か俺様は「指定席」だぜ。)
何故か上から目線で、そして自慢の鉄道知識を活かして、私は今いる車両から順に指を差しながら、「喫煙車の自由席」への案内を始めた。
「Six!」
(6号車を差す)
ジャンの切符には「自由席」と表記されている。
(フフフ。貴様は「自由席」か俺様は「指定席」だぜ。)
何故か上から目線で、そして自慢の鉄道知識を活かして、私は今いる車両から順に指を差しながら、「喫煙車の自由席」への案内を始めた。
「Six!」
(6号車を差す)
「Seven!」
(7号車)
「Eight!」
(8号車)
そして、
いよいよ自由席の喫煙車である9号車となったところで、
『Nights!』
とうっかり言い放ってしまった。
8号車の次は『夜号車』…。
そんな夜専用な車両なんてない。
ジャンは
私の発言に何も不思議と思わず
「OH!Thank you!」
と言って『夜号車』のほうへ去っていった。
「OH!Thank you!」
と言って『夜号車』のほうへ去っていった。
まあ、伝わっていれば、
それでいい。